このたび、長年にわたるPTA活動への功績が認められ、川崎市教育委員会より吉井光生 前PTA会長が表彰されました。
鷺沼小学校PTAの改革を進めてこられた吉井さんに、PTAへの思いや、4年間の会長としての歩みについてお話を伺いました。

Q. コロナ禍は、PTAにとって大きな転換期だったそうですね。
吉井さん:
そうですね。令和2年度に川崎市からPTAガイドラインが示されました。
内容は、個人情報の管理や会費の徴収方法、学校との役割分担、そしてデジタル化・ペーパーレス化など、PTA運営のあり方を見直す内容でした。
さらに、コロナ禍で活動自体が大きく制限される中、「これからのPTAはどうあるべきか」「本当に必要な活動は何か」を、本部役員のみなさんと何度も話し合いました。
Q. ガイドラインを受けて、どのような改革を進めたのでしょうか?
吉井さん:
まず見直したのは、PTA会費の徴収方法です。
これまでは学校が教材費と一緒に徴収していましたが、PTAは学校とは別の団体です。そのため、学校と無償の業務委託契約を結び、適切な形へ移行しました。
また、事務職員の負担を減らすため、転校などによる月割り徴収をやめ、年間一律の会費へ変更しました。積立金にも余裕があったので、このタイミングで会費も減額しています。
その後も検討を重ね、PTA専用アプリ「Piita」を導入しました。
令和6年度末から運用を開始し、会費の徴収やPTAからのお知らせ配信など、保護者の皆さんにもより便利に利用していただけるようになりました。

Q. 「できる人が、できる時に、できることを」という考え方も印象的です。
吉井さん:
以前は、委員をポイント制度や抽選で決める仕組みがあり、「在学中に一度は役員をやらなければ」というプレッシャーを感じる方も少なくありませんでした。
そこで令和6年度にポイント制度を廃止し、抽選もなくしました。
もちろん、その結果として役員や委員の人数は以前より少なくなりました。
それでも、「集まった人数でできることをやろう」という考え方に変えたんです。
PTAは強制ではありません。
“できる人が、できる時に、できることを。”
そんな気持ちで参加してもらえるPTAを目指しました。

Q. 会長を退任された今も活動を続けていらっしゃるそうですね。
吉井さん:
現在は校外生活委員長として活動しています。
資源回収や地域パトロール、「こども110番」、長期休み明けの旗振りなどが主な活動です。
以前は数十人規模だった委員会も、今では4名。
必要な時にはボランティアを募りながら、今も「できる人が、できる時に、できることを」の精神で活動しています。
Q. PTA活動を通して、よかったと思うことは何ですか?
吉井さん:
学校や先生のことをよく知ることができますし、先生との距離も近くなります。
子どもにとっても、保護者と先生が笑顔で話している姿を見ることは安心につながると思います。
役員や委員だけではなく、
図書ボランティア
町探検やプール授業のお手伝い
長期休み明けの旗振り
など、年に数回参加できるボランティアもあります。
旗振りをしていると、子どもたちが元気にあいさつしてくれて、とても楽しいですよ。
Q. 最後に、今後のPTAへの思いを教えてください。
吉井さん:
これからも、お役に立てることがあれば、ぜひお手伝いしていきたいと思っています。

吉井 光生 さん
令和2年度 鷺沼小学校PTA 副会長就任
令和3~6年度 鷺沼小学校PTA 会長就任
令和7~8年度 鷺沼小学校PTA 校外生活委員長就任
『できる人が、できる時に、できることを』という言葉には、PTAをより参加しやすいものにしたいという吉井さんの思いが込められていました。これからも地域と学校をつなぐ活動が続いていくことを願っています。



