50周年を、子どもたちのための「最高のプロジェクト」へ—米山奈美PTA会長インタビュー②

前回のインタビューで、自身の孤独な子育て経験から「PTAは親の居場所」という温かいメッセージを届けてくれた米山奈美PTA会長。今回はさらに踏み込んで、今のPTAが抱える「リアルな課題」と、いよいよ来年に迫った「創立50周年記念事業」への展望について想いを聞きました。(取材:PTA広報委員)


PTAは「あって当たり前」ではない

──今、全国でPTAをなくした学校も少しずつ増えていますね

あえて厳しい現実から言わせていただくと、PTAは、皆さんが思っている以上に「脆(もろ)い組織」なんですよ。行政でも学校の一部でもなく、あくまで保護者の意思で成り立つ「任意団体」。極端な話、皆さんが「必要ない」と判断すれば、活動は廃止されて解散する存在です。

今当たり前のように行われている、交通安全旗振りや資源回収、子どもたちが楽しみにしているフェスタなどの行事も、PTAがなくなれば続けられません。この「当たり前」は非常に脆いものだと自覚しているからこそ、これらを維持するために、私は常に「今の形がみんなにとってベストなのか?」を自問自答し続ける必要があると思ってやってきました。

だからこそ、私たち鷺沼小PTAは、会費徴収・会員管理システム「Piita」の導入や抽選制の廃止といった「今の時代に合う形」への改革を急いでいます。

「PTAは大人の部活」と言う米山会長。より良いPTAのカタチを目指し、仲間と改革を行う

「PTAって怖そう、大変そう」の壁を壊したい

──改革が進む一方で、やはり「PTA=大変そう」のイメージは根強いと思います

そうですね。でも正直に言いますが、全然怖くないですし、難しくもありません!何せ私が会長を務められているくらいですから(笑)。

私たちはプロ集団ではなく、「鷺沼小に通う子を持つ親」という共通点を持つ人間の集まりです。完璧を目指す必要なんて全くないし、「子どもたちのために何かしたい」というお裾分けの気持ちがあれば十分。皆、それぞれにできる範囲で参加すればよい、とっても自由な組織なんです。

活動には参加せず、会費だけ払っていただくだけでも十分。余裕がある時に単発ボランティア(子どもサポーター)として参加いただけるのも最高!もっと深く、大人の部活感覚でイベントを企画してみたい方は委員会や本部へ。どんな形でも、無理のない範囲で関わってくれる一人ひとりが、PTAという屋根を支える大切な柱だと、私は考えています。

家庭・学校・地域・行政などをつなぐハブとなる

創立50周年に向けての想い

──そしていよいよ令和8年度(2026年度)は、鷺沼小学校の創立50周年ですね

半世紀に一度の大きな節目です。これを単なる「義務的な行事」にするのはもったいない。子どもたちが大人になっても「あの時の鷺小、楽しかったよね」と思い出してもらえるような、子どもたちが喜ぶ最高に面白い仕掛けをしたいと考えています。

具体的なプランは今まさに、練っているところです。だからこそ、新しい視点を持った皆さんの力が必要なんです。「こんな企画があったら面白いかも」「自分の仕事のスキルが活かせるかも」という気持ちを、私たちと一緒にワクワクしながら形にしていきませんか。「何をしていいか分からない」「何も出来ないかも知れない」って億劫にならずとも大丈夫。先ずはこちらからお気軽にご連絡ください。きっと、一歩踏み出したその先に、新しい世界と答えがあるはずです!

PTAは、誰かにやらされる場所ではなく、自分たちで「子どもたちの笑顔を創る場所」でありたい。創立50周年の鷺沼小を、私たちと一緒に盛り上げて楽しんでいきませんか?皆さんのご参加を、心からお待ちしています!

川崎市PTA連絡協議会主催の「橘処理センター見学会」にて。米山会長は、同協議会で理事も務め、子どもたちのより良い教育環境に奔走する


――「子どものために、という思いがあれば大丈夫」。米山会長の真っ直ぐな言葉の裏には、PTAという組織を「守りたい場所」へと変えてきた確かな熱量があります。気負わず、でも本気で。子どもたちの健やかな成長のために米山会長はこれからも活動を続けます。

▼ただいま鷺沼小PTAではPTA委員を大募集中です!50周年記念行事づくりに参加してみたい方も、ぜひこちらからご応募ください

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