笑顔とエネルギーでつなぐ“親の居場所”—米山奈美PTA会長インタビュー①

「PTAって面倒そう」「やらされ感が強くて嫌」――そんなイメージ、まだ残ってませんか?川崎市立鷺沼小学校の米山 奈美PTA会長は、そんなイメージをガラッと変えるべく日々奮闘しています

米山会長は、明るくてエネルギッシュ、でも芯は誰よりも優しい人。そんな彼女がPTAにまい進する原点は、自身が経験した“子育てのしんどい時期”でした。“PTAは親の居場所”だと言う彼女の真意とは?

日々PTA改革をけん引する米山会長に、様々な想いを聞きました!(取材:PTA広報委員)


中央が米山奈美会長(東京新聞撮影。元記事はコチラ

もう昔のPTAじゃない

──保護者に一番伝えたいことは?

PTAに加入すると「強制的に仕事をやらされる」ってイメージをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

「役員を引き受けるくらいなら退会したい」と言う声もたまに聞きますが、大丈夫!今の鷺沼小のPTAは、“やりたい人が、できる範囲でやる”完全に任意のスタイル。強制ではないし、無理してやるものでもないです。活動への参加が難しい方も、会費で支えてくださっています。

コロナ禍から対面での総会が中止となり、保護者の皆さまとの対話機会がほぼ消滅しました。それでも出来る限り学校に足を運び運動会などの行事でお話する時間をいただきながら、PTAの現状について皆さまに伝えようと思っているのですが、まだまだ「PTAってしんどい、めんどくさい」っていうイメージは払拭出来て居ないように思います。

先ずはPTAがどんな組織になれば良いか、会員の皆さまからのご意見を伺いたいと思っています。

PTA仲間と一緒に。「皆で楽しく」が米山流スタイル

PTAは「親の居場所」だと思う

──PTAって何のためにあると思いますか?

子育てで一番大事なことは「人とのつながり」です。

新一年生の保護者さん、登下校、持ち物、先生方のことなど、お子さま以上に色んな不安をお持ちでいらっしゃいませんか?そんな時、“気軽に聞ける先輩ママ”がいたら、心強いですよね?

また、お子さまが学校に行きづらくなった、不登校、行き渋りなど、学校との接点も他の家庭との関わりも減って孤立してしまった。そんな時、「ウチもおなじ!」「分かる!」って”共感してくれる存在”がいるだけで救われませんか?

そう言った《支え合い》こそがPTAの本質なんじゃないかと、考えています。

「親が安心して過ごせる」から、子どもも安心できる。気軽に何でも相談出来て、困ってる人がいたら、余裕ある人がちょっと手を貸す。PTAはそんな、親たちの居場所だと私は思います。

原点は、孤独な子育て

実は私自身、最初の子育てはとても孤独でした。

京都から関東に出てきて10年弱、同じ時期に出産した友達はおらず、毎晩夜泣きに悩まされながら社会と切り離されたような感覚で過ごしていました。ある夜には虐待ホットラインに電話したこともありました。「もう無理です、虐待しそうです」って。

でも思うような答えは返って来ませんでした。以後3ヶ月健診で友だちが出来るまで、悶々としながら育児と向き合う日々を送ることになります。

2人目の妊娠時、公園の多さに惹かれて鷺沼に引っ越しました。1人目が2歳になり、公園や支援センターに出向く機会が増え、地域の人とのつながりが広がって行きました。少し余裕が出た頃から、自身の孤独だった育児経験を踏まえ、マンション内で子育てグループを作ったことをいくつかのメディアが取り上げてくださいました。これが、今の私の地域活動の原点です。

やってみたら分かる、PTAの沼

PTAの委員、本部。私も最初は出来ることなら避けたいと思っていました。でも実際にやってみたら、得るものが多くて、やめられなくなりました。
先ず、学校や地域との距離が近くなります。そんなことがあったの!こういう仕組みだったの!と発見が沢山。先生方や町会の皆さまへの感謝の気持ちが強くなります。

そして、会議や作業で学校に行くと、普段見られない子どもたちの姿を見ることが出来ます。授業やイベントをチラ見させていただいたり、先生によっては招き入れてくださったり。これも役得だと感謝しています。

さらに、仲間が出来ます。校内の役員、委員、区や市のPTA組織にも顔を出すなら、当然他の小中学校にもその範囲は広がります。PTA活動、取り分け「役員」としての活動は、人との出逢いの宝庫。出逢いは生き方の幅を広げてくれます。川崎市PTA連絡協議会に関わるようになってから気づいたのですが、宮前区のPTA協議会は川崎市内で一番!元気で面白くて楽しいです!(因みに川崎市PTA連絡協議会の会長は宮前区から選出されています。)

川崎市の福田市長を囲んで。鷺沼小PTAの代表として、子どもや保護者の声を外部に届ける

PTAに関われるのは今だけ。小学校は6年間しかありません。子どもが成長するこの大切な時期に、PTAとして学校教育に伴走すること、近い距離で応援をすること。それが出来るのはPTAだけです。

一回でも子どもサポート委員会で募集するボランティアを体験して欲しい。PTA会員として会費で支援してくださるだけでも充分です。ホームページやPiitaをご覧になって、PTAがどんな組織なのかを知っていただき、参加して、一緒に育児を楽しみませんか?

PTAは、会員の皆さまの居場所です。

気になったらいつでもメールをください。質問も随時受け付けています。一緒にお茶しよう!などのご要望やPTA会室の見学ご希望なども大歓迎ですよー!


米山会長は、元気いっぱいで周りを明るくする太陽のような人。そんな米山会長率いる鷺沼小PTAは、“ゆるくて温かい助け合い”で、家庭と地域、そして未来をつないでいきます。

インタビュー②へ続く

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