独占取材│あの「さぎまる」の生みの親に会ってきた 誕生から10年、いま明かされる意外な真実とは

鷺沼小の子どもたち、そして保護者の間で知らない人はいない、圧倒的人気の公式キャラクター「さぎまる」。運動会やフェスタなどの行事に登場すると大歓声が上がる、まさに鷺小のアイドルです。

そんな「さぎまる」が誕生したのは2016年。一体どんな風に生まれたのでしょうか?今回、当時小学6年生でさぎまるを考案した、高島那津さん(現在大学4年生)に会ってお話を伺うことができました。10年の時を経て明かされる誕生秘話を、ぜひご覧ください。 (取材:広報委員)

「さぎまる」の原点を訪ねて

鷺沼小創立40周年記念キャラクターの全校投票で誕生

──今日はありがとうございます!今や鷺沼小の顔となった「さぎまる」ですが、そもそもどうやって生まれたんですか?

那津さん: もうずいぶん前なので、覚えていないこともあるんですけど…。鷺沼小創立40周年のための記念キャラクターを考えるという「宿題」があったんですよ。多分、1年生から6年生まで全学年に出された宿題だったと思います。実は深く考えたわけではなく、かけた時間も5分くらいでササっと描いたんです…(笑)。鷺沼だから鳥の「サギ」にしよう、確かサギって白い鳥だったよな、鷺沼小の伝統である鼓笛隊の格好をさせてみよう、というくらいのものでした。

──意外とシンプルというか直観だったんですね。「さぎまる」という名前も那津さんが?

那津さん: 実は名前を考えたのは母なんです。「名前どうしよう」って相談したら、「顔がまん丸のサギだから『さぎまる』でいいんじゃない?」という、軽い感じで(笑)。

鷺沼小創立40周年記念誌の一部に、さぎまる誕生のエピソードが記されている

──お母様が名付け親だったとは!その後、全校投票で見事選ばれたんですよね

那津さん:はい。決まった時はもちろん嬉しかったですけど、嬉しさより「どうしよう…」という戸惑いの方が大きかったです(笑)。人前に出るのが得意なタイプではなかったので、恥ずかしさもあって。母も、「エッ!?本当に決まったの?!」ってすごく驚いていました。

──その後、鷺沼小創立40周年記念のさぎまるグッズが作られたり、着ぐるみが作られたりしていきましたね

那津さん:さぎまるがカタチになっていくのは、なんだか不思議な気持ちでした。そういえば、私の描いた原画がそのまま使われたわけではなくて、どなたか先生が手を加えてくださったんです。

──えっ、そうだったんですか!どのあたりが変わったんでしょう?

那津さん: より可愛くキャラクターぽくなったんですよ。目にキラキラが入ったり、まつげがついたり。くちばしのところも、ニッコリ笑っている感じにアレンジされていましたね。

──なんと、先生の演出も入っていたんですね

那津さん: そうなんです。何度か職員室に呼ばれたこともありました。「これからグッズとかにも使っていくよ」という承諾書とかに、サインもしました。

こちらも創立40周年記念誌より。那津さんのお名前も記されている

さぎまるが生んだ不思議な縁。世代を超えて

様々な色のはっぴを着るさぎまる。教務主任のM先生の手によって、たくさんのさぎまるが増え続けている

──今やさぎまるは、鷺沼小のスーパーアイドルです。今の教務主任の先生が、様々なバージョンをデザインして、お便りに載せたり校内に飾ったりしていて、学校生活の隅々に浸透しているんですよ

那津さん: そうなんですか。なんだか信じられないですが、すごく嬉しいです。 先日、バイト先で知り合った方がたまたま鷺小出身で、現在もお子さんが鷺沼小に通っている保護者だったので、「さぎまるは、私が考えたんですよ」って言ってみたら、ものすごく驚かれました(笑)。

──それは驚かれますよね(笑)!私が那津さんとお会いできたのも、奇跡のご縁だと思っています。今のPTA会長が知り合った大学生が、たまたま鷺沼小出身で、那津さんと同学年だったことからつながれて、びっくりしています。インタビューの依頼が届いた時、どう思いましたか?

那津さん: 私も、友達経由でLINEが来た時は、本当にびっくりしました。えっ、何が起きたの?って(笑)。友達も、家族もすごく驚いていました。

──10年も経ってから、まさか「さぎまる」が縁で連絡が来るなんて、思いもしないですよね

那津さん: はい。バイト先で出会った保護者の方もそうですが、今になって「さぎまる」がきっかけでこんなことになるなんて縁の深さを感じますし、それだけさぎまるが長く愛されているんだなと、改めて嬉しくなりました。

さぎまるは、鷺沼小のアイデンティティそのもの

──この春からは社会人として、アパレル業界に進まれるそうですね。広い意味でデザインに関わるお仕事。さぎまるの生みの親であることと、今の那津さんがつながっている気がしました

那津さん: 言われてみればそうかもしれません。春から新しい場所でも頑張りたいです。自分が小学生の時に描いたものが、こうしてずっとみんなに可愛がってもらえているのは、本当に幸せなことだなと思います。

──2026年は鷺沼小もいよいよ創立50周年記念の年。那津さんが描いた「さぎまる」は、子供たちをはじめ、学校や地域をつなぐみんなの宝物になっています。春から社会人として新しい一歩を踏み出す、おしゃれで丁寧な那津さんに、心からの感謝と大きなエールを送りたいです。那津さん、本当にありがとうございました!

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